Yahoo!ニュース

【TOEIC】満点講師が教える解答法、時事ネタで文法・語彙力を上げよう!(59)

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日は時事ネタを使った短文穴埋め問題にチャレンジしましょう!それでは問題です。

問題

Japanese convenience store chain Lawson has been launching chocolate dessert in ------- with Belgian chocolatier Godiva.
(A) charge
(B) response
(C) collaboration
(D) order

解答

正解は(C)です。

まず選択肢から見てみましょう。選択肢には名詞が並んでいます。選択肢に1つの品詞の異なる4つの単語が並んでいたら「語彙問題」と判断します。語彙問題の場合、問題文を先頭から読み、文の意味から正解を判断します。また、正解の単語とよく一緒に使われる単語が近くにあれば、そこをヒントに正解を導けることもあります。

次に本文を見てみましょう。この文の主語は「Japanese convenience store chain Lawson(日本のコンビニエンスストアチェーンのローソン)」です。そしてその後に、「has been launching chocolate dessert(チョコレートのデザートを発売している)」とあります。

launch」は「〔ロケットを〕打ち上げる」という意味もありますが、TOEICでは「〔新商品を〕売り出す、発売する、〔キャンペーンなどを〕開始する」という意味でよく使われます。

空欄を含む後半部分には、「in ------- with Belgian chocolatier Godiva」と書かれてあります。「Belgian chocolatier Godiva」は「ベルギーのチョコレートメーカーのゴディバ」ということですね。ちなみにこの「Godiva」ですが、ベルギーや日本では「ゴディバ」のように言われますが、英語圏では「ゴダイバ /ɡəˈdaɪvə/」と言われますので、ご注意ください。

以上から全体の意味は、「ローソンはゴディバと~で、チョコレートのデザートを発売している」となります。空欄に (C) collaboration を入れると、「in collaboration with」で「~と協力して、~と共同で」という意味になります。全体では、「ローソンはゴディバと協力して、チョコレートのデザートを発売している」となり、意味が通るのでこれが正解になります。

それ以外の選択肢は下記のように前置詞の「in」とよく一緒に使われますので、こちらの意味も押さえておきましょう。

in charge of: ~を担当して、~を管理して
in response to: ~に応えて、~に反応して
in order to do: ~するために
in order of: ~の順序で ※in order of priority(優先順位に従って)

英文訳

Japanese convenience store chain Lawson has been launching chocolate dessert in collaboration with Belgian chocolatier Godiva.
日本のコンビニエンス ストア チェーンのローソンは、ベルギーのチョコレートメーカーのゴディバとの協力してチョコレートのデザートを発売している。

語彙

launch: 〔新商品を〕売り出す、発売する、〔キャンペーンなどを〕開始する、〔ロケットを〕打ち上げる
collaboration: 協力、協調、共同制作
in collaboration with: ~と協力して、~と共同で
charge: 管理、責任、料金
in charge of: ~を担当して、~を管理して
response: 返答、回答
in response to: ~に応えて、~に反応して
order: 注文、命令、順序
in order to: ~するために
in order of: ~の順序で ※in order of priority(優先順位に従って)
Belgian: ベルギーの、ベルギー人の、ベルギー人
chocolatier: チョコレートメーカー、チョコレート職人、チョコレート屋
Godiva: ベルギーのチョコレートメーカー

以上、時事ネタの短文穴埋め問題でした!
もっと問題を解きたい方はこちらの全問題リストをご覧ください!

関連記事

英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

番場直之の最近の記事