Yahoo!ニュース

【英会話】「break the bank(銀行を壊す!?)」ってどんな意味?

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日は「 break the bank 」の意味を、例文を使いながらご説明します。文字通り訳すと「銀行を壊す」となってしまいますが、そんなわけはありませんね。実際はどのような使われ方をしているでしょうか。

それでは例文を見てみましょう。

例文1

A: Do you have any gift ideas for my kid that won’t break the bank?
B: Sure, buy him some coloring books and crayons.

A さんが B さんに、「私の子供へのプレゼントで、break the bank しないアイデアってある?」と聞きました。「won’t」は「will not」の短縮形ですね。発音は「want」に似ていますが、微妙に違います。「won’t」と「want」の発音の違いについてはこちらの動画をご覧ください!⇒「want」と「won't」の発音の違い

それに対して B さんは、「もちろん、彼に塗り絵の本とクレヨンを買ってあげなよ。」と答えました。「塗り絵の本」は英語で「coloring book」と言います。

それでは次に例文2を見てみましょう。

例文2

A: What did you do on Christmas day with your family?
B: We wanted to do something that didn’t break the bank so we had dinner at a small local Italian restaurant. The food was good and the prices were reasonable.

A さんが B さんに、「クリスマスの日は家族と何をした?」と聞きました。それに対して B さんは、「 break the bank しない何かをしたかったから、地元の小さなイタリアンレストランで夕食をとったんだ。料理はおいしかったし、値段も手頃だったよ。」と答えました。「reasonable」はここでは「手頃な」という意味で使われています。

これらの会話から、「 break the bank 」にはどんな意味があると考えられるでしょうか。

break the bank = cost a lot of money

break the bank」は「cost a lot of money(たくさんお金がかかる)」という意味になります。この表現は否定文で使われることが多いです。

break」には「〔人・銀行を〕破産させる」という意味もあります。「break the bank」の「the bank」を「自分の使えるお金」と考えると、それを全て使ってしまい自分を破産させるほどお金がかかる、というような意味になりますね。

例文1では、Aさんが、「gift ideas for my kid that won’t break the bank(お金がたくさんかからない子供へのプレゼントのアイデア)」について、Bさんに聞いていました。

例文2では、お金がかからない何か(something that didn’t break the bank)をしたかったBさんが、地元の手頃なイタリアンレストランに行ったと言っていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?「たくさんお金がかかる」何かについて言うときは、「break the bank」という表現を使ってみてください!

動画で英語を勉強したいという方は、私のYouTubeチャンネル(チャンネル登録者数12万人)に700本以上の英語学習者向け動画がありますので、こちらから是非ご覧ください!

関連記事

英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

番場直之の最近の記事