みなさまこんにちは、ニセコのかぼちゃライター伊達千歳です。

ニセコエリア、とりわけニセコ町内は、ハロウィンのシーズンが近づくと、全体がパンプキンイエローに染まります。

ニセコ駅前、道の駅ニセコビュープラザ、綺羅街道などなど、町中のいたるところに秋のイベント・ハロウィンを彩るたくさんのかぼちゃが飾られているからです。

９～１０月にかけてニセコを訪れた方々は、かぼちゃボーナス真っ最中のニセコを散策できますよ。

まるでメルヘン童話のようなロマンチックなニセコに出会えます。

【ニセコ】ハロウィン／シーズン中はかぼちゃの山がお出迎え

ようこそニセコへ。

駅を出てすぐ目に入る、この山のように積まれたかぼちゃは、ニセコ町民有志で結成されている「ニセコハロウィン実行委員会」の毎年恒例の企画によるもの。

海外からの観光客が多くなり始めた2008年から、町おこしの一環としてニセコ町内の農家さんが始めたのがきっかけ。

有志の農家さんが飾り付け用に栽培したかぼちゃで、ニセコの秋を華やかに盛り上げたいという、町民の思いが1個1個に詰まっています。

１シーズンに使われるかぼちゃは、今では３０００個を超えたとかで、例年９月中旬頃から、町内ボランティアにより各所に配置されます。

町中が「日本一のハロウィンインスタ映えスポット」にクラスチェンジ。

駅前やメインストリートはもちろん、住宅街の一軒一軒までがこの取り組みに参加中。

かぼちゃにペイントしてコンテストを開催したり、各家ごとにユニークな配置の仕方を考えたり、町のすみずみまでが明るくなる、ニセコの秋の一面です。

他の場所では見られない、本物のかぼちゃを使った、壮大なスケールの町おこし。

最近では様々なかぼちゃスポットで写真をバシバシ撮影する観光客はもちろん、ハロウィンの仮装をした小さなお子ちゃま、さらには仮装をしたワンコちゃんまでが、かぼちゃの山の中に埋もれながらカメラの前でおすまししている光景が見られます。

ニセコ駅のすぐ近くにある簡易郵便局もこういう感じ。

なかなかかぼちゃ心のある郵便局員さんがいらっしゃるようです。

ニセコ駅から町内中心部へ歩いて行くと、メインストリートには歩道沿いにず—―っとかぼちゃが配置されています。

本物のかぼちゃを使ってこれほどの規模でハロウィンの飾りつけをしているのは、ニセコだけかもしれません。歩くだけで楽しくなります。

かぼちゃそのものが明るいオレンジ色なので、まるで「かぼちゃ灯かり」のよう。

私も最初にこの光景を見た時は感動しました。

まさに「街全体がひとつになって町を盛り上げよう」という素朴で熱い思いが、かぼちゃを通して不思議と伝わってくるのです。

【ニセコ】ハロウィン／かぼちゃは道の駅ビュープラザで購入できます

ビバニセコ！ニセコのハロウィンエクセレント！私もやってみたい！という素敵なあなたは、ぜひ道の駅ビュープラザにお立ち寄りください。

もれなくハロウィン用かぼちゃが販売されております。

小さいのは１個３００円からで、大きいものになると２０００円くらい。

あくまで飾り付け用のかぼちゃなので、観賞用としてください。

このように、テーブルの上に明るいオレンジ色をそっと灯してくださいね。

かぼちゃはハロウィンシーズンが終わると、畑の肥料としてリサイクルされます。

来年もぜひニセコに来てニセコの農産物を購入して、間接的にこのハロウィンカボチャをいただきましょうっ。

【ニセコ】ハロウィン／町外にもかぼちゃの輪が広がるハロウィンの輪！

以前はニセコ町内だけでしたが、最近は倶知安町をはじめ、周辺の地域にも建物の前にかぼちゃを置いて参加する光景が増えてきました。

こちらは倶知安町のスーパー前ですが、店員さんがペイントしたらしく、とても上手なイラストが描かれています。

さらに郊外にも、ニセコハロウィンの輪は広がっています。

こちらは隣のさらに隣町・喜茂別町（きもべつちょう）のお店に展示されていた、近年まれにみる傑作です。

ニセコから離れた赤井川村でも、道路沿いの玄関前などにかぼちゃを置いている家を見かけます。

町を挙げてのかぼちゃ尽くしのおもてなし、その心意気をご覧あれ！　

この時期はちょっと寒くなりますけど、かぼちゃ灯りで心がほっこりしますよ。