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【アメリカ映画の舞台を特盛り満喫!!】映画の都・ハリウッドとホノルルをぶらり街歩き♪

二重作昌満博士(文学)/PhD(literature)

皆さま、こんにちは!

文学博士の二重作昌満(ふたえさく まさみつ)です。

段々と暖かな日が増えてきました。

春の行楽シーズンも近づく中、海外旅行へ行きたいなという方もいらっしゃるかと思います。

今回は、そんな海外旅行先にぴったりのアメリカの映画やドラマの舞台地をご紹介します♪

旅のしおり代わりに、是非参考にしてみてくださいね。

突然ですが、皆さんは普段アメリカの映画やドラマをご覧になりますでしょうか?

ジャンル別に挙げてみると・・・ロマンス? サスペンス? コメディ? アクション?

私のお気に入りはコメディ♪フレンズではジョーイ推し(筆者撮影)
私のお気に入りはコメディ♪フレンズではジョーイ推し(筆者撮影)

会社別に挙げるなら・・ディズニー? マーベル? DC? ルーカスフィルム?

マーベルヒーローズ(筆者撮影)
マーベルヒーローズ(筆者撮影)

などなど・・・一口に映画の種類は様々です。

今回は、数多くの名作映画やドラマが生み出されたアメリカに焦点を当てて、

とりわけ映画やテレビドラマに縁の深い有名観光地をご紹介していこうと思います。

※本記事は、「私、アメリカ映画やドラマをあまり観ないわ」という方にもお楽しみ頂けますよう、概要的にお話しますので、お好きなものを片手に、ゆっくりご覧頂けますと幸いです。

【映画の都♪ハリウッド♪】ロサンゼルスを街歩き♪

突然ですが、皆様は「アメリカで映画と縁のある場所はどこ?」と尋ねられると、ハリウッドを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

ハリウッドはカリフォルニア州のロサンゼルス市にある地区であり、映画産業を中心としたまちづくりを行ない、世界中からたくさんの観光客がやってくる人気観光地です。

ロサンゼルス市内を街歩きすると見えてくるのが、ご存知「HOLLY WOOD(ハリウッド)」の看板。テレビドラマ『フレンズ(FRIENDS)』のスピンオフ作品『ジョーイ(JOEY)』をはじめ、たくさんのアメリカのテレビドラマにも登場する当看板はハリウッドを象徴する看板として国際的認知を得ていることは周知の通りです。

ロサンゼルス市内
ロサンゼルス市内

「映画の都」として世界的に有名なハリウッドには、毎年アカデミー賞の受賞式が行なわれる「ドルビーシアター(DOLBY THEATRE)」や、数々の映画のワールドプレミア(世界初上映)が行なわれる「TCL・チャイニーズ・シアター(TCL Chinese Theatre)」があります。

ドルビーシアター(2017年 筆者撮影)
ドルビーシアター(2017年 筆者撮影)

TCL・チャイニーズ・シアター(2017年 筆者撮影)
TCL・チャイニーズ・シアター(2017年 筆者撮影)

また、チャイニーズ・シアター周辺を歩いていると、地面に刻まれている歴代スター達の名前と手形。ここはご存知「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム(Hollywood Walk of Fame)」です。 

ウッディの声ことトム・ハンクス氏の手形と足形(2017年筆者撮影)
ウッディの声ことトム・ハンクス氏の手形と足形(2017年筆者撮影)

日本からも三船敏郎さんをはじめ、たくさんのスター達の名前が刻まれていますが、中にはゴジラやミッキーマウス等のキャラクター達の名前も・・・。

是非、現地でお気に入りのスター達を探してみてくださいね。

(※WARNING!旅の注意点)

ハリウッドには世界中から観光客が訪れます。それ故、金銭目的で観光客を巻き込んだ犯罪が起こりうる場所でもあります。現地のガイドさんによれば、人気キャラクターやハリウッドスターの格好をして観光客に近づき、一緒に写真を撮影した後にお金を要求してくるという手口も横行しているそうです。自身の安全と持ち物は自分で責任を持ってください。また、ここは異国の地です。同伴者、特にお子様から絶対に目を放さないようにしてください。

ドルビーシアター(DOLBY THEATRE)
住所:6801 Hollywood Blvd, Hollywood, CA 90028
電話番号:+1 323-308-6300
公式サイト:https://www.dolby.com/movies-tv/dolby-theatre/(外部リンク)

TCL・チャイニーズ・シアター(TCL Chinese Theatre)
住所:6925 Hollywood Blvd, Los Angeles, CA 90028
電話番号:+1 323-461-3331
公式サイト:http://www.tclchinesetheatres.com/(外部リンク)

(アロハエコモマイ♪)ハワイで「リロ&スティッチ」の世界を体験しよう♪

皆さんは数あるディズニーキャラクターの中でも、特にお騒がせキャラとして認知されているスティッチが登場する映画『リロ&スティッチ(2002)』をご覧になったことはありますでしょうか?

ワイキキ水族館(2018年筆者撮影)
ワイキキ水族館(2018年筆者撮影)

ワイキキ水族館(Waikiki aquarium)
住所:2777 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815
TEL:+1 808-923-9741
公式サイト:https://www.waikikiaquarium.org/(外部リンク)

本作はハワイ州のカウアイ島を舞台としたお話で、豊かな自然と小さな街で育ったひとりぼっちの女の子・リロが、宇宙からやって来た「試作品626号(スティッチ)」と出会い、生活を共にしながら良い子へと変わっていくスティッチとリロが心を通わせる物語。

その後、スティッチは(銀河連邦議長の配慮によって)追放先がカウアイ島となり、リロ達とオハナ(家族)となって暮らしていきますが・・・実はこのスティッチ、ハワイの州都・ホノルルがあるオアフ島にもやって来ていたことはご存知でしょうか?

『リロ&スティッチ』公開後、本作は続編の映画やテレビシリーズが次々に製作されており、スティッチがホノルルに上陸を果たしたのが、2003年より放送が開始されたテレビシリーズ『リロ&スティッチ ザ・シリーズ( Lilo & Stitch: The Series )』でした。本作はハワイ各地に散らばったスティッチ達の従兄弟を探す物語で、物語の舞台はカウアイ島だけに留まらないのも特徴でした。

スティッチがホノルルに上陸したお話は、『リロ&スティッチ ザ・シリーズ( Lilo & Stitch: The Series )』第8話の『ジジ』。スティッチはドックコンテストに参加するためにホノルルを訪れ、従兄弟のジジと競い合います。

さて、スティッチが上陸したホノルルの街はどんな所かというと・・・?

ホノルル市内(2018年筆者撮影)
ホノルル市内(2018年筆者撮影)

ずばり、ハワイ州の中枢部に位置する巨大都市です。ココヘッドやご存知ダイヤモンド・ヘッドなど、数多くのクレーターが点在する火山地帯であり、昔のホノルル地区の大半は森と湖の広がる湿地帯でした。ホノルル地区内にある大都会「ワイキキ」も。ハワイ語で「水の湧き出る土地」という意味があり、19世紀までたくさんのタロイモの水田やフィッシュ・ポンド(養魚池)がつくられていました。

ダイヤモンド・ヘッド(2018年筆者撮影)
ダイヤモンド・ヘッド(2018年筆者撮影)

しかしながら、ホノルルは都市として拡大していった結果、水田は次々と姿を消し、白人実業家達により干拓されてしまった後は、私達がよく知るリゾート地帯へと生まれ変わりました。

さてさて、現在も世界中から観光客がやって来るリゾート地帯として人気のホノルルですが、もちろん日本からもたくさんの観光客が来訪しており、ドラえもんやウルトラマン達も現地のトロリーバスで活躍したり、ハワイの観光大使を務めたこともあるんですよ。

アラモアナセンター内 ドラえもん(2014年筆者撮影)
アラモアナセンター内 ドラえもん(2014年筆者撮影)

DFS内 ウルトラマンティガ立像(2014年筆者撮影)
DFS内 ウルトラマンティガ立像(2014年筆者撮影)

そんなホノルル地区内、ワイキキのカラカウア通りをビーチ沿いに街歩き♪

ワイキキと聞くと免税店やレストラン等、どうしても「お金を使う」方向に話が流れていってしまいがちですが、今回は無料で楽しめるほか、ハワイについて学べる観光スポットをご紹介します。

ワイキキのメインストリート、カラカウア通りに経つ男性の銅像。

デューク・カハナモク氏立像(2015年筆者撮影)
デューク・カハナモク氏立像(2015年筆者撮影)

この像こそ、「サーフィンの父」と呼ばれたデューク・カハナモクさんです。オリンピックの水泳競技で3個の金と2個の銅メダル、水泳でもメダルを獲得した上、引退後はサーフィンの振興に尽力しただけでなく、ハリウッド俳優やハワイ親善大使として活躍しました。

クヒオ・ビーチパークの前にある彼の銅像は、生誕100年を記念して建てられたもの。

デュークさん以外にもワイキキビーチでは数多くの偉人達の銅像が建立されておりますので、ワイキキでショッピングを楽しむのも勿論ですが、銅像を巡りながらハワイの歴史を追っていくのもお勧めです(ウォーキングも兼ねている上、お金もかかりません)。

プリンス・クヒオ氏銅像(2015年筆者撮影)
プリンス・クヒオ氏銅像(2015年筆者撮影)

さらに「宿泊しなくても是非立ち寄ってみて!」とお勧めなホテルが、「モアナサーフライダー」です。1901年開業の歴史あるホテルで、ワイキキに初めて建設されたホテルであることから、「ワイキキのファーストレディー」と呼ばれています。

モアナサーフライダー(2015年筆者撮影)
モアナサーフライダー(2015年筆者撮影)

ホテル内には、開業から現在までの歴史をパネル展示しているほか、樹齢100年を超えるバニヤンツリー、設計ミスにより傾いたまま残されたお部屋等(写真だと少し感じ辛いですが、部屋が傾いているのがわかりますか?)も見学できるほか、曜日によっては歴史探検ツアーも開催されているんですよ(スケジュールの詳細はホテルスタッフさんにお尋ね下さいませ)。

ホテル内のクラシカルな内装(2015年筆者撮影)
ホテル内のクラシカルな内装(2015年筆者撮影)

バニヤンツリー(2015年筆者撮影)
バニヤンツリー(2015年筆者撮影)

 KROOKED ROOM(クルケット・ルーム)(2015年筆者撮影)
 KROOKED ROOM(クルケット・ルーム)(2015年筆者撮影)

まるでホテルそのものが博物館のようで、これらの展示を無料で楽しめてしまうのが「モアナサーフライダー」の魅力なのです♪

モアナ サーフライダー ウェスティン リゾート(Moana Surfrider, A Westin Resort & Spa, Waikiki Beach)
・住所:2365 Kalakaua Avenue, Honolulu, HI, 96815
・TEL:+1 808-922-3111
・公式サイト:https://www.marriott.com/en-us/hotels/hnlwi-moana-surfrider-a-westin-resort-and-spa-waikiki-beach/overview/(外部リンク)

【初心者でも安心!】ダイヤモンド・ヘッドで雄大なワイキキの景色を楽しもう♪

さらに、ワイキキの有名観光地といえば、皆様ご存知の「ダイヤモンド・ヘッド(Diamond Head)」ではないでしょうか?

ダイヤモンド・ヘッド(2017年筆者撮影)
ダイヤモンド・ヘッド(2017年筆者撮影)

ダイヤモンド・ヘッドは標高230m、海面直下で噴火した火山で大規模な水上爆発が起こり、巨大なクレーターが誕生したことで形成された火山です。この「ダイヤモンド・ヘッド(Diamond Head)」という英名は、1820年代に日の光を受けて山で輝く方解石の透明な結晶を、海上から見ていたイギリス船員がダイヤモンドと勘違いしたことに由来するそう。当時はダイヤモンド・ヒルと呼ばれ、ハワイ語で発音すると「カイマナ・ヒラ」となります。

ハワイの定番曲のタイトルや、お店の名前でも聞くこの「カイマナ・ヒラ」は、実はダイヤモンド・ヘッドを指していたのです。

ダイヤモンド・ヘッド入口のモニュメント(2014年筆者撮影)
ダイヤモンド・ヘッド入口のモニュメント(2014年筆者撮影)

先に述べた『リロ&スティッチ ザ・シリーズ』でも、スティッチを生み出した悪の天才科学者ジャンバ博士と、その相棒プリークリーも登頂したダイヤモンド・ヘッド。

いざ登山をしてみると・・・ダイヤモンド・ヘッドは傾斜も緩やかで登りやすいため、「私登山は苦手だわ」という方でも気軽に登って頂ける地形だと思います(実際、当時の私は登山経験などほとんどありませんでした)。休憩を挟んでも山頂まで1時間~1時間半。登山初心者の方でも安心です(※とはいえ、水分は必ずとってください!)。

山頂に到着すれば、ワイキキの形式を一望できます。雄大な海と山、商業施設にマンション等が立ち並ぶ景色をパノラマ的に楽しめます。

山頂からの景色(2014年筆者撮影)
山頂からの景色(2014年筆者撮影)

下山も楽々♪ 傾斜も緩やかなため、家族と談笑しながらゆっくりと下山することができました。

登頂してみて、「登山初心者にも安心」というのが、このダイヤモンド・ヘッドの大きな魅力だと思います。

ダイヤモンド・ヘッドには移動にはトロリーバスがお勧めです♪

(※WARNING!旅の注意点)

ハワイの紫外線量は日本と比較して7倍と非常に多く、時期によっては10倍まで至ります。サングラスを日常的に着用することをお勧めします。また、登山用シューズを履いてください(ハイヒールはNGです)。さらに、特に女性の方で多いのが「脱水」です。ペットボトル等の飲料水は市内を歩くときも、山へ登頂する時も携帯しておくと安心です。湿度が高い日本の夏と比べて、ハワイの空気はカラッとしているのであまり発汗せず、体温を下げるのが難しい状況にあります。楽しい旅行のために必ず水分は確保してください。

それから、トロリーバス乗車時はシェイブアイスや蓋のないジュース等、こぼれやすい飲食物は持ち込めません。持ち込もうとすると乗車を拒否されてしまうので、飲食を終えた上でご乗車ください。皆で気持ちよくルールを守り、楽しい旅にしていきましょう♪

ダイヤモンドヘッド(DIAMOND HEAD STATE MONUMENT)
・住所:Diamond Head Rd, Honolulu, HI 96815
・TEL:+1 808-587-0300
・公式サイト:https://dlnr.hawaii.gov/dsp/parks/oahu/diamond-head-state-monument/(外部リンク)

いかがでしたでしょうか?

今回はアメリカでの映画の旅をご紹介しました。

春休みやゴールデンウイークの旅の計画に是非参考にしてみてくださいね♪

最後までご覧頂き、誠にありがとうございました。

(参考文献)
・アロハ検定協会、アロハ検定オフィシャルブック、株式会社ダイヤモンド・ビッグ社
・米谷奈津子、ディズニー映画の世界を旅する、JTBパブリッシング

この記事を読んで頂き、「海外での特撮やアニメ作品の展開に興味を持った」という皆様、私の過去の記事やTwitterにて、海外現地での様子や商品展開についてもお話をさせて頂いております。宜しければ、ご覧ください。

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博士(文学)/PhD(literature)

博士(文学)。日本の「特撮(特殊撮影)」作品を誘致資源とした観光「特撮ツーリズム」を提唱し、これまで包括的な研究を実施。国内の各学術学会や、海外を拠点とした国際会議へも精力的に参加。200を超える国内外の特撮・アニメ催事に参加してきた経験を生かし、国内学術会議や国際会議にて日本の特撮・アニメ作品を通じた観光研究を多数発表、数多くの賞を受賞する。国際会議の事務局メンバーのほか、講演、執筆、観光ツアーの企画等、多岐に渡り活動中。東海大学総合社会科学研究所・特任助教。

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