Yahoo!ニュース

【水戸市】6月30日は夏越の祓(なごしのはらえ)「水戸八幡宮」で息災願い、残り半年も元気に過ごそう!

かごマルシェWebライター(水戸市)

こんにちは〜、かごマルシェです!

6月の梅雨の晴れ間、創建430年の歴史ある神社、「水戸八幡宮」にやってきました。

広い駐車場に車を停めて、あじさいの咲く石畳を歩きます。

6月はあじさいが美しい季節
6月はあじさいが美しい季節

そして拝殿へ続く参道へ。私は、趣があり、心が落ち着く、この道がとても好きです。

心落ち着く参道
心落ち着く参道

鳥居をくぐると、大きな門が。

こちらは水戸市指定の有形文化財 随神門。

門も立派です
門も立派です

門をくぐり、拝殿が見えてきました。

拝殿

拝殿も水戸市指定の有形文化財。

おや?拝殿の前に、大きな輪!

夏越の祓

みなさんは、6月の風物詩「夏越の祓(なごしのはらえ)」という行事を聞いたことはありますか?1年の半分、折り返し地点の6月30日に、各地で行われる神事です。

「茅の輪(ちのわ)」という茅で編んだ数メートルの輪を、8の字にくぐり、半年分の罪と穢れを祓って、残り半年の無病息災を祈願します。

こちらの水戸八幡宮では、6月30日(金)午後1時から「夏越の大祓式(なごしのおおはらえしき」が催され、どなたでもご自由に参列できます。

当日に来られない方のために、神社が1か月前から設置しているのが、こちらの茅の輪。

8の字にくぐって罪や穢れを祓う
8の字にくぐって罪や穢れを祓う

くぐり方にも方向があり、わかりやすいように説明書きも。

私もこの説明通りにくぐりました。これで半年、元気に過ごせるかな?

6月30日の式当日は、もっと大きな青々とした茅の輪が登場するそう。

「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」という和歌を唱えながら8の字にくぐるとのこと。この和歌のとおり、厄を落として、健康になり、長い寿命を授かることができたら良いですね。

そして拝殿へ。家族の無病息災も祈願しました。

拝殿の奥へ進むと本殿です。

本殿

こちらは朱塗りの鮮やかな建物。慶長3年(1598年)に、水戸城主の佐竹義宣公により建立。建立400年の節目の平成10年に、建立当時の色・模様・金箔を復元。安土桃山時代の色合いを再現しています。なんと、国指定の重要文化財なんです!

この銀杏のステッカーを貼った車を水戸ではよく見かけます
この銀杏のステッカーを貼った車を水戸ではよく見かけます

宮司さんのお話

宮司さんにお話をお聞きしました。

水戸八幡宮の歴史は古く、文禄元年(1592年)、水戸城主の佐竹義宣公により、現在の北見町に創祀。そして慶長3年(1598年)に本殿を建立後、2回の解体・移築を経て、宝永6年(1709年)に今の地に遷座されたそうです。

平成10年の本殿全面解体工事の際に、専門家から「傷がなく、綺麗な建物である。おそらく解体される際に、とても丁寧に信仰心を持って扱われたからだろう。」と言われたそう。

この言葉を聞いて、宮司さんは、この建物を未来に継承していきたいとの思いが更に強くなったそうです。

「水戸八幡宮は、地域に根ざした場所であり、地元の方の心のよりどころ。これからも地域の文化や祭りも絶やすことなく、次世代へ繋ぎたい。」とおっしゃっていたのが印象に残りました。

水戸八幡宮の歴史がわかりやすく書かれている
水戸八幡宮の歴史がわかりやすく書かれている

行事と見所

節分の追儺式(ついなしき)(おにやらいしき)

2月3日の節分の日、地元の方が、毎年楽しみにしている豆まき。盛大に行われることで有名です。豪華景品も!

「鬼神祓いの御神楽」が神前で披露され、追儺の矢が放たれます。そのあとは豆まき。1日4回行われるそう。

コロナ中は儀式だけでしたが、今年は、舞台を分けて密集しないように対策をしたとのこと。早く元に戻って、大きな舞台からの豆まきを見られる日が来ると良いですね。

日本一の大いちょう

国の天然記念物に指定されている銀杏(いちょう)の木。こちらは大変珍しい「御葉付銀杏」です。葉の上に銀杏が付いたまま落ちますが、「葉にずっとくっついている」ということで、「縁結び」「子宝」のご利益があるといわれ、縁起の良い御神木です。日本一の大きさということもあって、写真に全部入りきらないほど!

大きくて写真に入らないほど!
大きくて写真に入らないほど!

大ケヤキ

こちらは裏手にありますが、抑えておきたい場所です。

水戸光圀公が涼んだ場所、ということで「烈公御涼所」として茨城百景に選ばれています。

大ケヤキの大きなこと。こちらも写真にはおさまりきれないほど。

こちらから見る景色は、茨城百景に選ばれるのも、納得!

水戸八幡宮の全体図はこのようになっています。

こちらの水戸八幡宮は、他にも初詣に始まり、全国的にも珍しい「羽つき神事」「破魔矢神事」例大祭黄門まつりの神輿出社流鏑馬祭り七五三など、たくさんの行事があり、多くの人で賑わいます。

その他

あじさいの期間は、このような季節限定のものも!

御朱印女子なら集めたくなるかわいさ
御朱印女子なら集めたくなるかわいさ

こちらも、今の時期ならでは
こちらも、今の時期ならでは

また、水戸八幡宮周辺は、「水戸ロマンチックゾーン」として、歩いて周辺史跡をたどれるようになっています。

周辺には歩いてたどれる史跡も
周辺には歩いてたどれる史跡も

あじさいで有名な「保和苑」も徒歩15分ぐらいです。

夏越の祓も、もうすぐ。残り半年の無病息災を願って、ぜひ、歴史ある「水戸八幡宮」に足を運んでみてくださいね。

基本情報

水戸八幡宮

住所:茨城県水戸市八幡町8-54
アクセス:JR常磐線水戸駅下車 北口よりバスにて バス停「八幡宮入口」下車
    :常磐自動車道 水戸ICより車で約20分
電話番号:029-221-5327
駐車場:有

公式ホームページ

【関連記事】
【水戸市】あじさいの名所「保和苑」は今が見頃!「あじさいまつり」も開催中。100種6000株の美しさ
【水戸市】アーモンドケーキの有名店。キャラメリゼされたアーモンドのカリッとした食感にリピーター続出!

※ 価格は取材当時のものになります。

Webライター(水戸市)

歴史のある街、水戸市に住んで10年。おいしいもの大好き、お出かけも大好き♪自分のアンテナにとまったお店、気になるスポット、新しくオープンした場所などを発信していきます!「次の休みに行ってみたいな♪」と思っていただける記事を書いていきたいです。よろしくお願いしま~す(^ ^)

かごマルシェの最近の記事