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【板橋区】絶品の数々を、大東文化大の学生が「本気で売る」朝市。3月19日・26日は6時半に商店街へ!

名月子店(めいげつこてん)板橋を「歩いて、撮って、書く」ライター(東京都板橋区)

突然ですが皆さん、

日曜日って何時に起きますか?

筆者のようにお昼前に起きる生活をしている人は、ちょっと早起きして「朝市」に行ってみるのがおすすめですよ。

朝市のようす
朝市のようす

こんにちは。地域情報ライターの名月子店(めいげつこてん)です。

今回は、「大東文化大学(板橋区)の学生さんたちの"アツい取り組み"について紹介します。

その取り組みとは、「朝市で板橋のお店の商品を販売する」というもの。

商店街で開かれる朝市。さまざまなお店が出店している中に、大東文化大学の学生さんたちも参加しています。

この取り組み、何が“アツい”かというと…

学生さんが、
・お店の選定
・出店交渉
・商品の仕入れ
・価格・個数の設定
・販売
すべてを自分たちで担当していること!

もうすぐ社会人になる学生さんとはいえ、ここまでの工程を経験できる人、こなせる人って、そうそういない気がします。

今回は2023年2月19日(日)6:30から開催された、板橋宿不動通り商店街の朝市に潜入してきました。

学生さんたちは、早朝の寒さをまったく感じさせない活気で、場を盛り上げていました。その勇姿と活躍をリポートします。

※出店店舗と商品は記事の後半で紹介

大東文化大学生の「工夫」はいたるところに

販売する商品は、学生さんたちが考えて選んだもの。

こちらのお店は「ハムチーズサンド」がメインですが、ほかのパンやドーナツなどもチョイスすることで、大人にも子どもにも喜んでもらえる工夫をしています。

どんなお客さんが来るか想像しながら、準備されたのだなと思います。

ぼかしの向こうは、3人とも満面の笑み!
ぼかしの向こうは、3人とも満面の笑み!

手作りの看板、かわいいですね。これを持ってお客さんに商品をアピールしていました。

そして学生さんたち、太陽のように明るい!

何年ぶりかわからないほど久しぶりに早朝に起きた筆者ですが、彼らの活気あふれる声を聞くと、「いい1日が始まったな」と思いました。

学生さんにインタビュー!(3年生・女性)

Q.どんな思いでお店を選びましたか?
先輩がやってないお店にしようと思いました。
「朝といえば!」というコンセプトも大切にしました。

Q.お店へ出店交渉をしたときの気持ちは?
正直「断られるかも」という不安がありました。
でも、明るくハキハキと話すように心がけました。
朝市についてわかりやすく説明して、信頼してもらえるように頑張りました!

Q.今日までに最も時間がかかったのはどの工程?
店舗を決めること。チームで何度も集まって、話し合いを重ねました。

Q.今後の活動は?
先輩がしてくれたように、自分たちの活動を後輩へつないでいきたいです。
自分の就職活動には、さっそく活かしています!

7:00過ぎ。すでに売り切れそうな商品も。

規則的に並べられているシフォンケーキ、魅力的ですね。

こちらのチームも、看板商品以外のものも積極的におすすめしていました。

タブレットを置いてお店の映像を流していました。盛り上がる!
タブレットを置いてお店の映像を流していました。盛り上がる!

商品の陳列の仕方は、チームによってさまざま。

がっつり系の商品は「ドン!」と豪快に置かれていると、食欲が増してきますね。

ちなみにこちらのチームでは、一部の商品の到着が遅れていました。でも学生さんたちは慌てず、「あとですごい商品がきます!」とお客さんたちを楽しませていました。

カラフルで丁寧なポップ。欲しくなります!(?)
カラフルで丁寧なポップ。欲しくなります!(?)

そのすごい商品とは、「ソーキ丼」!

学生さんたちとお店が一緒に考えた新商品だそうです。

到着するやいなや、飛ぶように売れていましたよ。

こちらのチームも、商品のチョイスを工夫していますね。

看板商品は「寝かせ焼きいも」ですが、お店こだわりの調味料や野菜も販売し、さまざまなお客さんに喜んでもらえるように工夫しています。

皆さん、知っていましたか?

大東文化大学の学生さん、なんと自分たちでお店を経営しているんです!

学生さんたちが作った種類豊富なプリン、このあといただきます。

商品の写真をポップに貼るという工夫も。

そしてあえて手書きにしすぎないことで、バウムクーヘンの高級感・おしゃれ感がより増している感じがします。

目を引く商品は、空間を取って配置

存在感アリアリ!赤いテーブルクロスがまた、いい役割をしています。

大人数でピクニックしているときのような、ワクワクするサンドイッチたち。

看板商品の「スペシャルサンド」だけ、目立つように向きを変えている工夫が素晴らしいです。

画像左の学生さんは、誰よりも行動範囲が広かったです。

お客さんの目に留まるようにチラシを高く上げて、大きな声で呼び込んでいました。

学生さんにインタビュー!(3年生・男性)

Q.どんな思いでお店を選びましたか?
「老舗を知ってもらいたい」という思い!

Q.お店への出店交渉で気を付けたことは?
お店の方へ失礼のないように、言葉遣いや態度に注意して交渉させていただきました。

Q.今日までの準備期間で頑張ったことは?
お客さんの好みに合わせて商品を決めること!
準備は後期(2022年10月)から始めました。出店店舗が決まったあとは、販売する商品やその個数、販売価格など、すべて自分たちで提案し、お店と相談して決めていきました。その中で朝市の客層も調べ、「どうすれば購入していただけるか」本気で考えました。

Q.今後の活動は?
あと数回の出店を頑張りたい!そして個人としては、就職活動の面接のときなどに、積極的にこの活動のことを話していきたいと思います。

学生さんたちの「熱量」、伝わりましたか?

場の空気とお客さんを活気づけることって、本気で商売と向き合うことで初めて成し遂げられるんだなと、彼らから学びました。

※2月19日(日)の朝市ようすは、学生さんたちが運営するインスタグラムにも投稿されています

大東文化大学生が選んだ、板橋の一流店を紹介

プリンを横に傾けたのは、ほんの一瞬だけですよ!
プリンを横に傾けたのは、ほんの一瞬だけですよ!

「朝ごはんだけ買おう」と思って潜入したのですが…

1日の食事すべてまかなえるくらい、購入してしまいました!

「おにぎり鈴丸」さんの「玉子焼きと塩昆布マヨおにぎり」(板橋のいっぴん)

卵焼き×塩昆布×マヨネーズ…悪魔的な組み合わせ!

ふわふわの卵焼きはほんのり甘く、昆布の塩味とのバランスが最高です。ぎっしり詰まっていて最後まで具がたっぷり。

「サンドイッチ&ベーカリー イタサン」さんの「ハムチーズサンド」

ハムが2枚入っていて、満足感たっぷり!

素朴な味だけど食べ応えもあります。朝食にぴったり。

「K’sキッチン」さんの「ツナサンド」(「スペシャルサンドイッチ」は板橋のいっぴん)

レタスときゅうりがたっぷりで、シャッキシャキの食感!

ツナの塩味がパンに染みていて絶品でした。

「TACOS BEAM(タコスビーム)」さんの「タコライス」

学生さんからホワイトソースをおすすめしてもらいました。

ソースはまろやかでさわやかな味。しっかり味がしみこんだタコスミートとの相性抜群!レタスとチーズもたっぷりで、ぺろりと完食。

「綿帽子」さんの「抹茶シフォン」(「シフォンケーキ プレーン」は板橋のいっぴん)

袋から出した瞬間、あまりの「ふわふわ感」にびっくり。

パクっと食べると、「シュウゥ」という食感。溶けるような食べ心地でした。

国産卵、国産米粉、抹茶、クロレラなどを使用した、ヘルシーで無添加なシフォンケーキ。優しい抹茶の味が口いっぱいに広がります。

「Secretbase Quail」さんの「しあわせたっぷりん 黒蜜抹茶味」(「バニラ味」は板橋のいっぴん)

大東文化大学の3年生が社長として運営している、カフェ & バーの看板商品。

うずらの卵のみで固めた、手作りプリンです。

味は非常に濃厚で、卵の風味がしっかりありながら、抹茶味とのバランスが絶妙。底にはたっぷりのカラメルソース。しあわせです。

「cafe月ノ農」さんの「寝かせ焼き芋」(板橋のいっぴん)

以前、記事で紹介した「寝かせ焼き芋」。今回はより熟成されたさつまいもをいただけました。

ねっとり感、しっとり感、甘さ、すべて極上でしたよ♪

関連記事(「cafe月ノ農」さんの詳しい紹介)

「欧風菓子 白鳥」さんの「森の精 バウムクーヘン 黒」(板橋のいっぴん)

手のひらサイズで、完全な円形のバウムクーヘンって珍しくないですか?

周りのチョコのおかげで、本物の木みたいに見えました。チョコはパリパリとしっとりの間で、優しい甘さ。生地はしっとり濃厚で、1本まるごと食べたくなります。

今回購入した商品は、1日でほとんど完食してしまいました!

学生さんたちが何度も話し合いを重ねて選んだお店とその商品。

まごうことなき美味しさでした。

【次回以降予告】春ですし、早起きして活気のある朝を迎えてみませんか?

次回以降、大東文化大学の学生さんが販売する日はこちら。

①2023年3月19日(日)

次回は2023年3月19日(日)の開催。

●場所:板橋宿不動通り商店街(板橋三丁目縁宿広場)
〒173-0004 東京都板橋区板橋3丁目5-15
●時間:6:30〜8:00
●出店店舗
・綿帽子:シフォンケーキ
・泉屋:和菓子各種
・タコスビーム:タコライス
・イタサン:サンドイッチ
・SHIRATORI:バウムクーヘン
・ごきっちょー:うずらのプリン
・月ノ農:寝かせ焼き芋
・K’sキッチン:サンドイッチ

②2023年3月26日(日)

その次は、2023年3月26日(日)の開催です。

●場所:蓮根中央商店街( ハミングロード )
〒174-0046 東京都板橋区蓮根2丁目
●時間:6:30〜8:00
●出店店舗
・泉屋:和菓子各種
・タコスビーム:タコライス
・月ノ農:寝かせ焼き芋

3月26日はこちらのマップを見ると便利ですよ。
3月26日はこちらのマップを見ると便利ですよ。

朝市では「スタンプラリー」も開催。

学生さんの販売店舗で4つ以上スタンプを集めると、「中野製菓株式会社」さんのかりんとうをプレゼント♪

スタンプシートは学生さんからもらってくださいね。

関連記事(「中野製菓株式会社」さんのかりんとう)



学生さんたちも、朝市での取り組みを積極的に発信しています。

詳細は大東文化大学「山田ゼミ16期生」のインスタグラム、またはTwitterをチェックしてみてくださいね。

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板橋を「歩いて、撮って、書く」ライター(東京都板橋区)

板橋に住んでもうすぐ1年の、「板橋初心者生活」を楽しむライターです。板橋に昔から住んでいる人と、今日から暮らし始めた人との「笑顔の交流」をコンセプトに、板橋という「地元」をもっと楽しめるような情報をお届けします。内容のジャンルはグルメ、お出かけスポット、憩いの場所などさまざま。

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