皆さんは「手打ちそば」という言葉にどんなイメージがありますか？

職人が手作業で作っているから、本格的で上質、というイメージを持つ方が多いと思います。

一方価格は…お財布に優しくない…。

「手打ちそば」の良いイメージはそのままに、マイナスイメージを払拭してくれるお店、見つけました。

こんにちは。地域情報ライターの名月子店（めいげつこてん）です。

今回紹介するのは「そば切り 八代（はちだい）」。

そばが大好きな店主が、「本格手打ちそばを立ち食いそばの『安さ』で、たくさん食べてもらいたい」という思いで切り盛りするそば屋さんです。

今回は特別に、営業時間外に入店。

八代さんは、2021年9月オープン。

店内はログハウスのような可愛い空間と、そば屋さんらしい空間を両方楽しめます。

カウンターは7席、テーブルは4席。

縁起の良い鯛の切り絵が可愛いです。

カウンター席も細部まで清潔感があります。

注文は券売機で！

八代さんは、店主が一人で営業しています。

注文は券売機で。水とお膳の返却はセルフサービスです。

人気メニューは？

1. もり・かけ（どちらも550円！安い！）
2. とろろ（700円）
3. 鴨せいろ（現在は鴨肉の価格高騰により休止中。気長に再開を待ちましょう。）
4. 肉せいろ（800円）

鴨せいろは休止中ですが、おすすめの「とりせいろ（800円）」もありますよ。

また、限定そばもあります。この日の限定そばは「じゃばらそば（800円）」。

一品料理もおすすめ。いずれも300円～500円でいただけます。ハーフサイズがあるものは150円。

かき揚げは丼セットもあります。

一品物、夜はお酒のアテにもいいですね。

そばに合うお酒も楽しめます。

日本酒はその都度旬のものが入荷します。

人気のそば焼酎と、芋焼酎はいつでも注文できます。

券売機の側には、メニューの写真があるので選びやすいですよ♪

まずは本日の限定そばから！

本日限定の「じゃばらそば（800円）」をいただきます。

店主に「じゃばらって何ですか？」と尋ねると…

こちらを見せてくれました！

じゃばらとは、和歌山県の北山村で、一本だけ自生していたところから少しずつ広まったといわれる「幻の果物」。柚子やかぼすの仲間です。

最近では、のど飴や、お正月の料理などにも使われています。

「じゃばらそば」は、そんなじゃばらの果皮粉末を練りこんだそばなのです！

到着しました！じゃばらそば。

ほんのり黄味がかっていて、ツヤツヤ。

ツルっとのど越しがよく、歯ごたえはモチモチ！

じゃばらの爽やかな風味が、一本一本のそばに凝縮されています。

限定そばは今後どんなのが食べられる？

じゃばらそばは大変好評だったため、完売。

店主によると今後は、「桜切りそば」や「茶そば」を販売予定。

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定番の人気そば、美味い！

続いて人気そばの「肉せいろ（800円）」をいただきます。

分厚いお肉とネギがたっぷりの付けつゆ。

お肉は4時間ほど煮込んでいるのだそう。

とろける柔らかさと、閉じ込められた旨味が最高でした！

そばは手打ちらしく、柔らかくなめらかな食感。

付けつゆにサッとくぐらせるだけで、肉の風味をたっぷり吸ってくれます。

これは人気になるべくしてなっているな、と思います。

一品物もそばと一緒に。

これは何を揚げているでしょうか？

正解は、ふきのとうです！

春しか食べられず、自分では調理が難しいふきのとう。八代さんの天ぷら、とてもおすすめですよ。

サクッ！いや、ザクッ！と噛むと、ふきのとうのホクホクした甘味と、ちょうどよい苦味があふれます。

これはそばにもお酒にも合いそうだ～！

一品物はほかにも、舞茸やナス、芋、穴子の天ぷらがありました。その日によって変わるみたいなので、お店に行ってからのお楽しみ♪

コロナ禍真っ只中にオープンした「そば切り 八代（はちだい）」。さまざまなことを乗り越えてきたと思います。少しずつ緩和されてきた現在、店内は閉店時間ギリギリまで活気であふれていました。

店主は「手打ち」だけで20年、そば業界にはそれ以上、という職人です。麺類ともの作りが好きだったので、そばの道を極めることにしたんだとか。

今では、身体にそばを切るリズムや感覚が染み付いているそう。まさに職人技ですよね。

大山駅から2分で、職人が丹精込めて作り上げたそばを「550円から」食べられます。皆さんもぜひ。

「そば切り 八代（はちだい）」店舗情報

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