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それ「小脳が悪い」サインかも!-小脳失調になるとどうなる?-分かりやすく解説!

ご覧いただきありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は、小脳の障害でみられる

小脳失調」について解説していきます。

小脳ってなに?

小脳しょうのう)は、

脳の一部で、頭の後ろに位置しています。

脳全体の約10%ほどを占めます。

小脳は「運動の調節」に重要な役割があり…

●姿勢を保って歩く

●なめらかに話す

●細かな動きをする

●運動の学習などに関わっています。

小さい頃に、自転車の練習を繰り返していく

うちに、徐々に乗れるようになっていくのも

小脳での「運動の学習」が関わっています

小脳失調の症状は?

腫瘍や出血などで、小脳に障害が起こると、

小脳失調小脳性運動失調)」とよばれる、

特徴的な運動障害が現れることがあります。

①企図振戦

人差し指でボタンを押すなどの動作で、

不規則に速くふるえてしまう症状です。

②酩酊様歩行

体幹の姿勢の維持や、運動の調節ができず、

ふらふらと体幹を揺らしながら歩く症状です。

酔っ払っているような歩き方になります。

③測定障害

何かを掴もうとした際に、目標に対して正しく

手を持っていくことができないなどの症状。

目標物を超えてしまうことが多いです。

④構音障害

言葉を話すときに、とぎれとぎれで不明瞭な

話し方になったり、大きさの調節ができず、

突然大きな声になってしまうことう症状です。

この他にも、細かな動きや協調的な運動が

できなくなったり、目の動きの異常などが

現れることもあります。

最後に

脳は部位によって役割があり、どこが

障害されるのかによって症状が異なります。

※本来は、さらに細かく分けられます
※本来は、さらに細かく分けられます

これらは自分での判断は難しいので、

気になる症状や不安がある場合には、

早めに医療機関への受診をおすすめします。

では、今回はここまでです。

参考になれば幸いです。

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参考文献
・坂井健雄ら(2018):「人体の構造と機能①,解剖生理学」第10版,医学書院
・堀川宗之(2019):「見て読んで学ぶ人体解剖生理学」,改訂第2版,東興交易(株)医書出版部
・医学情報科学研究所(2012):「病気がみえるvol.7,脳・神経」第1版,メデュックメディア
・石浦章一(監修)(2016):「脳・神経系のしくみ」株式会社マイナビ出版

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