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【英会話】「the cherry on the cake」ってどんな意味?

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日は「the cherry on the cake」の意味を例文を使いながらご説明します。そのまま訳すと「ケーキの上のサクランボ」となりますが、実際はどんな状況で使われるのでしょうか。それでは例文を見てみましょう。

例文1

A: I'm so excited about our trip to Manhattan next week!
B: Me too! And being able to catch a Broadway show is the cherry on the cake.

AさんがBさんに、「来週のマンハッタンへの旅行が本当に楽しみ!」と言いました。それに対してBさんは、「私も!それに、ブロードウェイのショーも観られるのは、the cherry on the cake だね。」と答えました。
関連動画:「Manhattan」をネイティブっぽく発音する方法

それでは次に例文2を見てみましょう。

例文2

A: Your presentation was really impressive. You covered all the important points and your delivery was excellent.
B: Thank you! And on top of that, the boss offered me a promotion. That's the cherry on the cake!

AさんがBさんに、「あなたのプレゼン(発表)は本当に印象的だったね。重要なポイントをすべて押さえていて、話し方も素晴らしかったよ。」と言いました。「impressive」は「印象的な、感動的な」という意味ですね。「delivery」は「配達」という意味もありますが、言葉を他の人に届ける「話し方」という意味もあります。

それに対してBさんは、「ありがとう!その上、上司から昇進のオファー(打診)があったんだ。それこそ、the cherry on the cake だよ。」と答えました。「on top of that」は「その上」、「offer someone a promotion」で「(人)に昇進を打診する」という意味になります。

これらの会話から「the cherry on the cake」にはどんな意味があると考えられるでしょうか。

the cherry on the cake = the final touch, the perfect addition

the cherry on the cake」は、「the final touch(最後の仕上げ)、the perfect addition(完璧な追加)」という意味になります。すでに良いものをさらに良くするもの、完ぺきにするものついて言うときに使われる表現です。

例文1では、マンハッタンへの旅行を楽しみにしているBさんが、「And being able to catch a Broadway show is the cherry on the cake.(ブロードウェイのショーも観られるのは、最後の仕上げだね。)」と言っていました。

例文2では、プレゼンが成功したBさんが、上司から昇進のオファーがあったことについて「That's the cherry on the cake!(それこそ最後の仕上げだよ。)」と言っていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?以前、英語の道案内について書いた記事でもご紹介した英語の道案内のやり方を説明するYouTube動画で、視聴者の方から「the cherry on the cake」を使った以下のようなコメントがありました。

Superb...really good method and the practice at the end is like the cherry on the cake.
素晴らしい...本当に良い方法で、最後の練習は仕上げようです。

その動画では、初めに英語の道案内表現を紹介し、最後に地図で道案内の練習をするのですが、その最後の練習のことを「the cherry on the cake」と言ってもらえました!

「the cherry on the cake」は、何かの最後の仕上げや、完璧な追加を表現するときに使われます。ぜひ、日常英会話の中で使ってみてください!

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英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

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