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【英会話】「I agree to disagree.」ってどんな意味?どんな時に使う?

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日は「I agree to disagree.」の意味と、どんな時に使われるか、例文を使いながらご説明します。それでは例文を見てみましょう。

例文1

A: I think Shohei Ohtani is the best player in Major League Baseball.
B: I don't think so. Aaron Judge is the best, even though he is injured right now.
A: I see your point, but I think Ohtani's two-way contributions are more valuable.
B: I can't argue with that. I just have to agree to disagree.

AさんがBさんに、「大谷翔平はメジャーリーグ最高の選手だと思う。」と言いました。それに対してBさんは、「そうは思わないよ。アーロン・ジャッジがベストでしょ。今ケガをしているけど。」と言いました。「even though」は「~であるけれども」、「injured」は「けがをした」という意味ですね。それに対してAさんは、「言いたいことはわかるけど、大谷の二刀流の貢献の方が価値があると思うよ。」と言いました。「two-way」は「二刀流の」、「contribution」は「貢献」、「valuable」は「価値がある、貴重な」という意味になります。そしてBさんは、「それについては議論のしようがないよ。 I just have to agree to disagree.」と言いました。「argue」は「議論する、言い争う」という意味ですね。

それでは次に例文2を見てみましょう。

例文2

A: I think pineapple on pizza is delicious.
B: I disagree. Pineapple on pizza is disgusting. It ruins the taste of the pizza.
A: Well, I guess we’ll have to agree to disagree on this one.

AさんがBさんに、「ピザの上のパイナップルって美味しいと思う。」と言いました。それに対してBさんは「そうは思わないよ。ピザにパイナップルはいやだよ。ピザの味を台無しにするよ。」と言いました。「disgusting」は「実にいやな」、「ruin」は「台無しにする」という意味になります。そしてAさんは、「まあ、これについては、I guess we’ll have to agree to disagree.」と言いました。

これらの会話から「I agree to disagree.」にはどんな意味があると考えられるでしょうか。

I agree to disagree. = I accept that we have different opinions.

I agree to disagree.」は「I accept that we have different opinions.(意見が違うことを受け入れる。)」という意味になります。相手の意見に同意はしないけれども、相手の意見も尊重し、それ以上の議論を避けるときに使われます。

例文1では、メジャーリーグ最高の選手について、Aさんが大谷翔平と言い、Bさんはアーロン・ジャッジと言っていましたが、最終的にBさんが、「I just have to agree to disagree.(意見が違うことを受け入れるしかないね。)」と言って、議論を終わらせました。

例文2では、ピザの上のパイナップルが美味しいかどうかで、AさんとBさんの意見が分かれましたが、Aさんが、「I guess we’ll have to agree to disagree on this one.(これについては、意見が違うことを受け入れなければいけないと思う。)」と言って、これ以上の議論を避けていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?相手との意見がどうしても合わないときは、相手の意見も尊重して、「I agree to disagree.」と言ってみてください!

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英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

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