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【英会話】「It's a matter of time.」ってどんな意味?

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日は「It's a matter of time.」の意味を、例文を使いながらご説明します。それでは例文を見てみましょう。

例文1

A: Do you think we'll find a cure for cancer?
B: I believe we will. It's just a matter of time before medical research finds a breakthrough.

AさんがBさんに、「癌の治療法は見つかると思う?」と聞きました。「cure」は「治療法」、「cancer」は「」を意味します。それに対してBさんは、「見つかると思うよ。 It's just a matter of time 医学研究が大発見をするよ。」と答えました。「breakthrough」は「飛躍的進歩、大発見」という意味になります。

それでは次に例文2を見てみましょう。

例文2

A: I've been practicing the guitar for months, but I still can't play complex melodies.
B: Don't worry. Playing the guitar is not that easy. It's only a matter of time before you can play well. Keep at it, and you'll definitely improve.

AさんがBさんに、「何ヶ月もギターを練習しているのに、いまだに複雑なメロディーを弾けないんだ。」と言いました。「for months」は「何ヶ月も」、「complex」は「複雑な」という意味ですね。それに対してBさんは、「心配しないで。ギターを弾くのはそんなに簡単なことじゃないよ。 It's only a matter of time うまく弾けるようになるよ。それを根気よく続ければ、必ず上達するよ。」と答えました。「keep at ~」は「~を根気よく続ける」、「definitely」は「必ず、間違いなく」という意味になります。
関連動画:「I've been」の発音の仕方「months」の発音の仕方

これらの会話から「It's a matter of time.」にはどんな意味があると考えられるでしょうか。

It's a matter of time. = It will definitely happen sooner or later.

「It's a matter of time.」は「it will definitely happen sooner or later(早かれ遅かれ必ず起こる。)」という意味になります。よく「時間の問題だ」と訳されますが、日本語で「時間の問題」と言うと、すぐに起こるかのような印象を与えがちです。英語の「It's a matter of time.」は、必ずしもすぐに起こることだけではなく、長い時間はかかっても将来的に必ず起こることを表現するときにも使われます。つまり、早かれ遅かれ何かが必ず起こると考えられるときに使われます。

「It's a matter of time.」は「It's just a matter of time」、「It's only a matter of time」のように、「just」や「only」と一緒によく使われます。また、後ろに「before」を取り、「早かれ遅かれ必ず~することになる」という形でもよく使われます。

例文1では、癌の治療法について、Bさんが、「It's just a matter of time before medical research finds a breakthrough.(早かれ遅かれ必ず医学研究が大発見をするよ。)」と言っていました。

例文2では、ギターがなかなか上達しないAさんに対して、Bさんが、「It's only a matter of time before you can play well.(早かれ遅かれ必ずうまく弾けるようになるよ。)」と言っていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?将来的に確実に起こることを表現したい場合、「It’s a matter of time. 」という表現を使ってみてください!

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英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

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