藤沢市のみなさんこんにちは。生まれて初めてNHK連続テレビ小説（『舞いあがれ！』）を全話通しで視聴している筆者ころんころです。ストーリーにも引き込まれますが、「喫茶」「お好み焼き店」「古本屋」といった昭和感あふれるセットがたまらなく好きです（そして「ばんば」の「およ！」も好き。笑）。

そんな今日は、湘南エリアでも数少ない朝ドラ名物の舞台セットような雰囲気が楽しめる「昭和喫茶」をご紹介します。

こちらは、小田急江ノ島線「長後駅」東口より1分、『古久家長後店』が入るビルの2階にある『喫茶アルト』。歴史を感じるアンティーク家具が配された広い店内。ゆったり座れるBOX席やタイル張りの大型ダイニングテーブルは、今どきの「カフェ」にはないノスタルジックな空間を演出しています。店内のどこにカメラを向けても、朝ドラの世界を切り取ったような1枚が撮れますよ。

お店の代表をつとめる小林さんは「元和食店だった場所を、ヨーロッパテイストも含んだ喫茶につくりかえました。平日は地元の方が多いですが、週末は遠方から若いお客さんも来られます」「とても穏やかな時間が流れる場所なので、息抜きや少人数での集まりにぴったりですよ」と話します。

今回は、小林さんがおすすめする「プリンアラモード（720円）」と、あわせて一緒に楽しみたいフレーバーティー「CHA YUAN（チャ・ユアン／各種650円）」に注目します。

『喫茶アルト』の「プリンアラモード」は、パウンド型で焼かれた四角いプリン。季節のフルーツと、注文の都度泡立てる砂糖不使用の生クリームが盛られたプレートで提供されます。

こだわりが詰まっていそうなプリンは、料理研究家の今井ようこ先生（キハチやアフタヌーンティー・ティールームなどで商品開発を担当）監修による本格的な逸品（『喫茶アルト』のデザートは、すべて今井先生監修のメニューです）。生クリームと牛乳をたっぷりと使い、「卵の黄身多め」で作り上げた固めでむっちりとした質感のプリンで、バニラは香り立つバニラシードをしごき出して材料に加える徹底ぶりです。

そのお味は…

玉子の味がグイッと前に出てくる味わいで、濃い...そして美味しい！ピュアな生クリームとほろ苦いカラメルが、プリンのコク深さと相まって絶妙なハーモニーを奏でます。「喫茶」の王道を行く昔ながらの「プリンアラモード」に出会えた喜びで、思わず頬がゆるみました。

そして一緒にいただいたフレーバーティー「CHA YUAN～コンポジション ドゥ シエル～」は、キャラメルをベースに薔薇・スミレ・オレンジフラワーが入った甘く華やかな香り。少し離れたところで撮影していても、マスク越しに芳醇な香りが伝わってくる紅茶でした。差し湯をすれば3杯は楽しめるので、スタッフさんまでぜひお声がけくださいね。

ご紹介したメニューのほか「コーヒー（420円）」「ロイヤルミルクティー（600円）」「あんこオレ（530円）」「スムージー各種」「オーガニックジュース各種」などのドリンク類のほか、「ナポリタン（830円）」「チキンサンド（700円）」「アルトの御膳（メインの丼・ミニうどん・小鉢2種、コーヒーorミニ白玉付き／1,250円）」「シフォンケーキ（600円）」といったバリエーション豊かなフードメニューもそろいます。

小林さんも「昭和のぜいたくそのものを表現したような味わいです」と話す『喫茶アルト』の「プリンアラモード」。遠方から「プリンアラモード」を目当てに訪れる方がいるのもうなずける美味しさです。お店の雰囲気と共に、ぜひ一度ご堪能あれ。

※「プリンアラモード」は1日10食限定のメニューです。売り切れの際はご容赦ください。なお、期間限定メニューなどもあります。詳細は公式 Instagram（外部リンク）をご確認ください。