子どもたちにも刺激的な2日間-新開地音楽祭を初めて家族で楽しんでみた【神戸市兵庫区】
3年ぶりに神戸新開地音楽祭(過去記事リンク)が開催されました。記念すべき第20回です。今年は子どもたちを連れて各ステージをまわってきたので、私のまわったルートでダイジェストにお伝えしたいと思います。
合計10ステージ見てきました
新開地のまち全体が会場で、全部で12ステージ。楽しみ方も様々ですが、集中力の短い子どもを連れての行動は、ある程度限られてしまいます。そこで、1日目は2、3曲聴いて次のステージへという感じで進み、2日目は場所を絞ってその時間の出演者のステージをフルでしっかり楽しみ、最後は自宅のテレビで生中継を見ながらフィナーレを迎えました。
BIGMANステージ
湊川公園に向かって一番遠い会場からスタートしました。ラテンの楽しいノリは、絶対子どもに「ウケる」と思っていました。すると、特にリズムや音に夏を感じるボンゴに釘づけでした。次第に手拍子をしたり、身体をゆらしたりしながら楽しみ、私の今回最大の目的「生演奏の素晴らしさとライブ(GIG)の楽しさを子どもたちに感じてもらう」はこの時点で既に達成したように思いました。
日差しが強く暑かったので、店先で売られていたかき氷を美味しくいただきました。特に本格的な夏前のこの季節、水分・塩分補給や冷たいものでクールダウンなど、熱中症に気をつけなければいけません。
KAVC・スクエア・KAVCホール ステージ
最も親しみのある楽器、ピアノの弾き語りは、弾きながら歌いながら踊っている出演者の姿や、タオルを振り回して応援するファンを真似して、娘もタオルを振りながら聴いていました。そのあと疲れたのか、抱っこでお昼寝タイムをとりながら、次へと進みます。
ここで、2日目に見た2ステージをご紹介。2組をステージまるまるたっぷり楽しみました。
やさしいギターと声の重なり、そして何より、音楽祭初期の頃から聴いていた懐かしさもあって、とっても癒されたスクエアステージでした。
KAVCホールでは、フルバンドで迫力あるディスコサウンド。娘は驚きながらも一緒に手拍子。息子は大きな音を子守歌にして眠ってしまいました。素敵なライブパフォーマンスを見せていただきましたが、本来はみんなで歌ったり踊ったりして盛り上がりたいところです。今年は着席・手拍子で楽しみました。
メトロ新開地・metro+ ステージ
一旦、新開地商店街を外れ、地下へ潜りました。メトロ新開地ステージでは、やさしい歌声でBEGINのカバーが聴こえてきました。爆睡中の娘にも聴かせたかったです。
そこから、最近工事でリニューアルされてぬくもりある空間となったメトロ神戸の地下道を通り、metro+ステージへ。なんと簡易照明もあるステージでした。椅子を確保できたので、アカペラのやさしい歌声を聴きながら少し休憩です。
ミナエンタウンステージ
湊川公園手前にあるレトロな雑居ビルには、沢山のライブカフェが入っています。普段子連れで入るには抵抗があるので、この機会を逃すことなく行ってきました。
とはいえ、やはり何度か行ったことのある店が入りやすく「Café Sun」と「MILKY SOUND」に入りました。私一人なら、人が多く狭い中で体中に響くサウンドを感じながら一杯飲むのも楽しいのですが、娘とソフトドリンクで水分補給、おつまみで塩分補給、そして目の前で演奏される楽器の音や声の響きを、少しの間だけ全身に浴びてから出てきました。娘は終始、珍しそうに周囲を見ながら、緊張している感じでした。
公園ステージ
みなえんタウンから出てくると、公園ステージから楽しい歌声が聞こえてきました。夫婦でされているユニットだそうで、本気かネタかわかりませんが、途中ステージ上で口喧嘩を始めるような、ユーモアあふれるステージでした。
新開地土曜マルシェ、新開地屋台村
湊川公園内をメインステージに向かって進むと、様々な雑貨屋さん等が並びます。新開地土曜マルシェの常連出店者さんたちのところへ覗きに行くと、天然石やサンキャッチャーの美しさにも目を奪われながらも、私好みのイヤリングがあって買ってしまいました。
例年のような規模ではありませんが、地元の名店が並び、安くて美味しいものが食べられました。八喜為の串かつと、そのお隣の3種のおこわを購入し、家族で晩御飯にいただきました。
メインステージ
夕方になると、他のステージも終わり皆が湊川公園に集まります。私も少し早めにステージへ向かいましたが、すでに満席。皆さん、リハーサルからかなりしっかり注目されているので、どの出演者も本番さながらにトークも交えながらのリハーサルです。
アーティストとゲストが作り出す一体感は、ライブならではの気持ちよさ。大きなセットが組まれたメインステージでは、街角ステージとはまた違った迫力や熱気が伝わってきます。物理的な距離は遠いのに、いつもここでも親近感を強く感じられる人、多いのではないでしょうか。また、声援が禁止された今年の音楽祭でしたが、その分、出演者側も様々な工夫で盛り上げていたように思います。
初めて家族みんなでまわってきましたが、来年も新しい音楽との出会いを同じように楽しみたいものです。来年の開催も今から待ち遠しいですが、皆さんも何らかの形で参加してみませんか。もちろんゲストとして楽しみに行くことはもちろん、別の形で参加することもできます。ステージ出演、ブース出店、ボランティアスタッフなど、毎年早い時期から募集が始まりますので、新開地音楽祭のFacebookページ(外部リンク)をフォローしておくなどしておけば、最新情報の通知がもらえますよ。
※この記事は、筆者の体験を基にした内容で構成されています。