【板橋区】隠れ家創作割烹3日間潜入レポ!起承転結が一口で楽しめる串揚げ、謎のブランド「十四豚」に迫る
見て幸せ、食べて幸せ、話して幸せ。
そんな創作割烹料理店は、店主の「料理愛」と「人柄」にあふれていたーー
こんにちは。地域情報ライターの名月子店(めいげつこてん)です。
今回紹介するのは「串揚げ・創作割烹 穂卓(ほだか)」。板橋本町の裏通りにある、隠れ家的なお店です。
店内のようす
掘りごたつ席。優しい店主が、寒いときは床に電気マットを敷いてくれます。
テーブル席。半個室のような感じです。
カウンター。椅子がふかふかです。
今回は「穂卓」さん特集!2日間の店内飲食&テイクアウトの計3日間、潜入しました。
Day1~店主の“料理愛”を知る~
まずは埼玉県川越市のクラフトビール、「COEDO(コエド)」。
瑠璃、漆黒、伽羅の3種類をいただけます。
黄金色の瑠璃と、黄褐色の伽羅。
お酒に強い人は飲み比べをしてみると楽しいですよ。
お通しは「自家製豆腐と生海苔あん」。
豆腐はほどよい苦味があってなめらか。あんの中には生海苔の香りが閉じ込められています。
メニューは日替わり。品数にびっくり!
「穂卓」さんの料理は、食材の入荷状況や旬を見て、常に日替わりで提供されています。
※グランドメニューもあります
日替わりだけでこの品数の多さ!春野菜、新タケノコ、ホタルイカなど、旬の食材がどの料理にも入っていて、どれを頼もうかかなり迷いました。
今しか食べられない野菜がぎっしり!
まずは「春野菜が入ったバーニャカウダ」(900円)から。
菜の花やウド、うるい、芽キャベツなど、春野菜がぎっしり。
特製ソースはウォーマーで温められていて、最後まで美味しくいただけます。
野菜はどれも甘く、一口目から「旬」を感じられます。
食感はシャキシャキ、ほくほく!野菜それぞれの良さが引き出されています。
「かゆいところに手が届く」おつまみ
おつまみは、「そうそう、こういうのが欲しいのよ!」というメニューばかり。
温菜も、手ごろな価格でいただけます。
「カマンベールチーズ 醤油麹漬け」(500円)。
まろやかなクリームチーズは醤油麹漬けにすることで、風味が豊かに。クラッカーとの相性抜群!
バジルソースとオリーブオイルがかかっていて、和洋折衷の一品です。
「自家製ポテトチップス」(400円)。
筆者イチオシのおつまみです。
薄くスライスされたパリパリのチップスを、オリジナルチリソースに付けていただきます。
「自家製さつま揚げ」(580円)。
空豆・人参と、紅しょうが・ゴボウの2種盛り。
空豆・人参の方は甘く、紅しょうがとゴボウはピリッとパンチがあります。
【注文必至】「穂卓」自慢の串揚げ
お店の名前にも入っている「串揚げ」は、必ずいただきたい料理です。
単品1本220円から、3本(640円)、4本(850円)、8本(1700円)、12本(2550円)盛りができます。
串揚げの種類は10種類以上。
揚げたての串が到着!
素材の味を生かし、それぞれに合わせたトッピングが乗っていて、見ているだけでもワクワクします♪
食材の旨みを閉じ込め、油切れのよい国産の米油で、サクッと軽く揚げられています。そのおかげか、どの串も油っこさがまったくありませんでした。
肉、魚、野菜、季節の串がバランスよく並べられています。
筆者が一番気になったのが「いちご×クリームチーズ×生ハム」の串。
サクサクの衣の中には、とろとろの甘いいちごとクリームチーズ。生ハムの塩味と合わさってクセになる!
バルサミコソースとも相性がよく、一口でこんなにいろいろな味と食感を味わえることに感動しました。
お造り
「お造り4点盛り合わせ」(850円)もおすすめ。
この日はカツオ、炙り太刀魚、炙りサーモン、イナダ。
どれも肉厚でジューシーでした。薬味をたっぷり乗せて味変もいいですね。
お店おすすめの「メバルの煮付け」(580円)。
ぎっしり詰まった身には、深部まで味が染みています。野菜や豆腐と一緒に楽しめますよ♪
ちなみに筆者は目まで食べるタイプです。
ジューシーな十四豚。ここでしか食べられない!
続いては「十四豚バラ肉のトマト煮込み~マスタードパン粉焼き~」(980円)。
なんだか聞き慣れない名前の豚ですね。
▼「十四豚」って?
●読み方:じゅうしー(ジューシー)豚!
●どんな豚?:正式名称は「信州十四豚」。養命酒製造がプロデュースした、オリジナルブランド。
●どんな味?:ジューシーさや赤みの旨味、弾力のある脂身が特長。やわらかく瑞々しい味わい。
●こだわりは?:ストレスを極力排除した飼育環境のもと、抗生物質などの投薬を一切使わず育てられた安心、安全な豚であること。豚には養命酒の原料である、ウコンなどの十四種類の生薬残渣(ざんさ)を飼料化したものや、ヨーグルトを与えている。
●「穂卓」ではどんな料理がある?:日替わりの創作料理に加え、メンチカツや旨みの強いフランクフルト、厚切りロースの炙り焼きは定番。
「穂卓」さんは「十四豚」の専門店なんです!
トマトで煮込まれた十四豚は、ホロホロと柔らかく、マスタードの酸味が利いたサクサクのパン粉との食感を楽しめました。
釜飯は八海山からの贈り物
「穂卓」さんは、これは絶対食べて!という料理が多いのですが…
釜飯も大変おすすめです!
現れたのは、「新タケノコ、ホタルイカ、三つ葉の釜飯」(1100円)!
お米は銘酒「八海山酒造」の契約農家から特別に仕入れた、南魚沼産のコシヒカリ。
新タケノコの甘味、ホタルイカの風味がコシヒカリに染みていて最高!アクセントの三つ葉はシャキシャキです。
「和風海鮮パエリア」(950円)もいただきました。
これまた具材の旨味が染み渡るようなおいしさです。和風のパエリアを初めて食べたのですが、普通のものより食べやすくて、全体が一つにまとまっているような印象を受けました。
さわやかフレッシュフルーツカクテルフェア 開催中!
現在「穂卓」さんでは、四国の新鮮なフルーツを使ったカクテルフェアを開催中です。
こちらは「愛媛県産ブラッドオレンジのサワー」(600円)。ブラッドオレンジのキレのある甘さと、爽やかさを同時に感じられる一杯です。
デザートにも徹底的にこだわる。
こちらは「とちあいかとショコラベリーの揚げパイ仕立て バニラアイス添え」(580円)。
「今、スイーツ屋さんにいたっけ?」と思ってしまうようなおいしさでしたよ。
そして、食感の天国。揚げパイはザクザク、中からとちあいかとベリーの果汁があふれてきます。バニラアイスを乗せて食べるとそれはもう素敵です。
1日目、決してコースで予約したわけではないですよ!
でも前菜からデザートまで、すべて食べたくなる魅力が「穂卓」さんにはあるということがお分かりいただけたと思います。すべては店主の“料理愛”が織りなす技。
Day2~店主の“人柄”を知る~
2日目はカウンターに1時間半ほど滞在。
さわやかフレッシュフルーツカクテルフェアのもう一つのドリンク、「高知県産新生姜のウイスキーハイボール」(680円)をいただきます。
新生姜と公理砂糖をウイスキーに3か月間漬け込み、エキスを抽出したのだそう。レモンも入っていて、爽やかだけどホッとする一杯。
この日のお通しは「小松菜のおひたし」。焼いたカンパチと一緒にいただきます。
優しい味。「穂卓」さんはお通しにもこだわりが感じられます。
2日目のメニュー
1日目にはなかった料理がたくさんあって、ワクワクします。
大人気の「新タケノコ」を使った新メニュー!
「新タケノコ醤油焼き」(880円)。
店主がニコニコしながらおすすめしてくれた、新メニューです。
香ばしい醤油で包まれたタケノコはさっくり、ホクホクです。
ワサビを乗せて食べるともう止まりません。
なんと皮まで食べられます。
噛めば噛むほど、旨味があふれてきますよ♪
本日のお造りはブリ、カツオ、炙り太刀魚、宮城県産白魚。
特に白魚は、口当たりプリプリで、旨みとほろ苦さがたまらない!すぐ完売していました。
「自家製ポテトチップス」2回目の注文。一枚がとても大きく、満足感たっぷりですよ♪
串揚げは三本盛りで注文!
- ホタルイカ×うるい:旬コンビ。揚げているのにみずみずしさを感じる一串。
- 豚角煮×新玉ネギ:新玉ネギの甘さのあと、角煮のこってり柔らかい旨味が感じられる、幸せな一串。
- イチゴ×クリームチーズ×生ハム:やっぱりクセになる!
未知の調味料×十四豚の化学反応は無限大!
先日卒業したアルバイトさんのお土産、カンボジア産の黒コショウ。
店主の手にかかれば、未知の調味料も絶品料理に変わります!
その黒コショウを使った一品、「十四豚フィレ肉のロゼカツレツ~黒コショウの効いたソース~」(ハーフ 1300円)。間もなく売り切れのところ、滑り込みセーフでいただきました。
ソースには、コショウ以外にもさまざまな食材が入っていそうです。
サクサクの衣に包まれた十四豚に大葉が巻かれています。ソースをたっぷり乗せていただきました。
思わず出た言葉は、「カンボジア産の黒コショウ、日本に来てくれてありがとう。」
あのコショウは、十四豚とともに筆者の胃の中に納まるために来日したのではないでしょうか。十四豚の柔らかさも改めて堪能できました。
ラディッシュやカリフラワーなど、色とりどりの野菜も一緒に。
店主は「自分でいうのもなんだけど、これは自慢の一品!」と言っていました。謙虚でありながら、料理への敬意も感じられるような人柄なのだな、と思います。
また、この日は来店から1時間ほどで満席。にもかかわらず店主は、料理が運ばれてきたときほぼ必ずこちらを見て「どうぞ召し上がりください」と笑ってくださいました。
「穂卓」はコロナ禍をテイクアウトで乗り越えた
「穂卓」さんは、コロナ禍から2022年2月まで約2年、テイクアウトのみで営業し続けました。つまり店主は、おうちでも美味しくいただける料理を作るスペシャリストでもあるというわけです。
現在も不定期で行われているテイクアウト営業。今回は2品いただきました。
「鶏手羽と春野菜の煮物」(600円)。
ゴロっと入った野菜と、大きくてジューシーな鶏手羽が2本。両者の旨味がたっぷり染み出した煮汁も美味しいです。
「牡蠣とゴボウの炊き込みご飯」(500円)。
絶品釜飯を提供している「穂卓」さん、炊き込みご飯も美味しいに決まっています!
ゴボウと牡蠣の香り高い風味でほっこりしました。
テイクアウトの有無は、公式Twitterをご覧ください。
今回は「串揚げ・創作割烹 穂卓(ほだか)」さんの3日潜入レポをお届けしました。
店主の「料理愛」と「人柄」からなる絶品創作料理の数々ーー
見て幸せ、食べて幸せ、話して幸せ。
隠れ家的なお店ですが、いつもすぐ満席に。その理由は、ここまでお読みいただいた方ならわかりますよね♪
「串揚げ・創作割烹 穂卓(ほだか)」店舗情報
●住所
〒174-0053
東京都板橋区清水町56-7
●アクセス
都営三田線「板橋本町駅」から徒歩10分ほど。
A2出入口から左に曲がり、「セブン-イレブン板橋本町駅東店」を左折。別れ道を右折して3分ほど。
※板橋本町駅から399m
●TEL:03-6905-6155
●営業時間:17:00-24:00
※入店は23:00まで
●定休日:月曜日
●公式ホームページ・オンラインショップはこちら
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★お電話や公式サイトなどで事前予約してから来店することをおすすめします!